門ボロ怪異奇譚表紙の話
こんにちはこんばんは、朝香です。
現在8月インテ新刊用の原稿中ですが、一瞬ひと区切りついたので熱が高まっていた門ボロ怪異奇譚の表紙制作に着手しました。
いつかやってみたいなと思っていたキャラ絵のない文字や図形だけのデザイン、これに合うのでは?と思い方向性はそちらにし、かつ試してみたかった加工があったのでそれもやってみるか、と思いできた完成予想図が上の画像です。
思ってたんとちゃうなぁ!!!?
私は和っぽいデザインで、和っぽいテイストの表紙にしたかったのですが、これは八卦とか出てきそうな雰囲気だなぁ!?
不思議なことに赤と黒なら和っぽいのですが、赤と金になった途端にいきなり国が変わりました。まったく同じデザインなのに。色が与える印象ってすごいな…というのを体験した瞬間でした。
一部分だけ金ならどうだろうとそちらも試してみました。が、ダメ…!!
ここに金要素がすこしでも入ってくると一気に飲茶を食べに行ってしまう。勝手に。行くなら私も連れて行ってほしい。
なので残念ですが、試してみたかった加工方法はボツになりました。やりたかったとはいえ、さすがに明らかに合わないものを押し通してまでするのはいろいろともったいないので…。
理由は今回整列を使うことが多いと思ったので、ラフだけでもこちらでやったほうが楽かなと思い。私のクリスタはまだバージョンアップしていないため整列が使えません。
ここまでやったならもう全部Affinity Designerでやったら!?というかすべきでは?とは思いましたが、最終的にはクリスタで表紙も本文もまとめたほうが楽なのと、私がちゃんとAffinity Designerのみで完成までもっていけるほどのAffinity Designerスキルがないためこのあとはクリスタに移行しました。
清書ではフォントを変えたりもろもろの微調整を行いましたが、Affinity Designerでほぼほぼ作っていたのをほぼそのまま流用できたため、考えていたより清書がかなり楽で助かりました。ネームも下書きも綺麗にすればするほどのちの作業が楽ですね…それはそう。
表紙に描いた図柄についての話
といってもあまり入れていないので大した話はないですが、左右にある梅と格子のような模様は「氷梅(文様)」という文様をイメージしています。
氷梅は氷の割れめに梅の花を散らした、早春をあらわす文様です。
文様のアイテムの組み合わせが好きなのと、個人的にボロさんといえば梅なので(妄言)採用しました。
あとはボロさんの手裏剣と門の眼帯。眼帯の部分はもともとリアルな梅の花にして、その左右に梅の枝を配置しようかと思っていましたが、下にも上と同じ雲を配置したところこれでもいいな…とな、せっかくなら対になるよう門のアイテム要素も入れるかと思いこちらに変更。
暫定とはいえ、中身のネタすらろくに固まっていない本の表紙をまた先に作ってしまいバカ〜〜!となっていますが、気に入った表紙が用意されていると「この表紙で本を作りたい!」といつでも思えるのでそれは助かります。
でも今の原稿終えたら次やろうと思っていたものがまたできない…温めすぎたネタが完全に過発酵状態です。
とはいえこの表紙に使いたい紙も決まっているし、まだひとつですが入れたいネタも決まっているし、表紙デザインもなんとなくよい感じにまとまってくれたので、いつかこの表紙で本作りたいですね。い、いつ…!?
すくなくともそのときは赤金はやめようと思います。でも飲茶は食べたい。
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